2016年3月に渓シーズンが解禁して2ヶ月が経過すると、GWに入ります。同時にこの頃まで渓遊びをしないと、落ち着きがなくなります(笑)。
 仲間たちは、子どもの部活や仕事の都合でなかなかスケジュールを合わせにくい。同時にオイラは、山援隊メンバーとの渓遊びも楽しみである。今回も渓仲間とスケジュール不一致、山援隊は偶然ドンピシャと言う訳で、5/2(月)-4(水)、山援隊男子会にて、南アルプスに行くことにした。
 5/2副隊長が塾を終えるのを待ち、22:30に車中の人となる。途中、タラの芽を採りつつ、ジンクスの話。「シカやテンなど、到着前に動物に合うと、今まで良く釣れたってのはジンクスでね・・・」と隊長と話す前に、丁度カモシカが姿を現した。その後、ニホンジカ、テン?と出くわし、ジンクスを試すイイ機会になった(笑)。
 車止めに着いたので、テントを広げ脚を伸ばして寝て、明日に備える。
 翌朝、おにぎりを各自3つずつ。頬張る。
正副隊長の朝飯の量は、オイラのそれと変わらなくなっていることに驚いた。そう言えば、最近よく食べるようになった。と同時に、近所の方にも「最近、背が伸びたね」と言って頂く機会が増えた。
 ともあれ、腹を満たして、歩きだす。道々、タラの芽を取りながらである。ウドも・・・と思ったが、ほとんど出ていない。暖かく雪が少ない影響だろうか・・・
 
 膝下の本流を徒渉し、早くもエサ採り名人コンビがキンパク丼完成を目指し、流れの中の岩をひっくり返す。出は渋いようで、思うように採れないようだが、それでも、釣りに困らないくらいのキンパクをget。
 新緑と藤のコントラストが何とも美しい。山道に入り、目指す地点まで、途中から、川沿いの道なき道を進むことにした。
 雨が少ないかったため、流れは弱い。稜線に見える雪もほんのわずかなので、雪シロもほとんどないのでは・・・?

 山道を逸れて、川沿いの林床や岩場を歩く。このコースを選択した正副隊長は思いの外、歩きにくいコースに嫌気がさしているようである。一歩踏めば崩れるガレ場、自分の身の丈の何倍もある大岩を巻くように進むには、相当の体力を使う。まぁ、事前に言っても分からないだろうから、こうして自分で体験することがイイのである。歩きにくい中でも、どうやったら疲れないように工夫できるか、崩れないように歩くにはどうすればいいか・・・考えていたようだけど、疲れ場先に立ったかな(^^ゞ

 第一の目的地に着いたのは、昼前。チョッと竿を出すと、隊長、副隊長、それぞれに本日の初物がヒット!とりあえず、一安心したところで、昼飯にする。小千谷のヘぎ蕎麦を湯がいて食べる。自家製の蕎麦つゆを持参し、渓水で〆めれば、乾麺の蕎麦でも美味さは別格となる。
 同時に、小さいながらも、初物ヤマトイワナはCatch&Stomachとのことなので、燻製にすることにする。太い薪で強火の遠火の焚火を作り、その上に、銅線でヤマトを釣るしておく。それを見届けて、上流を目指すことにする。



正副隊長のキープサイズ。刺身と天婦羅で頂きます。
 竿を収める場所で顔をあげると、苔蒸した岩の間から、清冽な水が流れていた。
 「なんか、写真展に出ていそうな、景色だよね」とは副隊長。詩人である。スローシャッターで水が糸を引くような写真が撮れれば、この場所の素晴らしさが伝わろうかとも思うんだけど、腕には勝てません((+_+))
 
この美しい地点から、ランチ場所まで戻り、今日のGoalである山小屋に向かいます。
 「山小屋の脇で、焚火しような」と言って、最後の登りをヒーヒー言って登ると、モーターの音。「???」である。
 小屋に辿り着くと、何とj半端ない人だかり。聞けば、山開き前の山小屋メンテナンスとのこと。加えて、静岡市消防局山岳救助隊の訓練とも重なり、一般客と合せると30人ー40人が寝泊まりするようだ。

 これでは、山小屋脇で焚火は出来ない(+_+)
山小屋の中でおとなしくバーナー料理となる(-_-)
 管理人の木村さんからもご丁寧にご挨拶頂くと、「過去に小屋の脇で盛大に焚火してました」とは言い辛くなってしまう(p_-)。小屋の管理人さんと掃除ボランティア、山岳救助隊の皆さんは、食卓スペースでセレモニーの後、宴会となった。オイラたちは、地味に、コンロ台でイワナ、タラの芽の天丼を作る。正副隊長には大好評でしたが、オイラがずっと料理していたので、写真に収めることが出来なかった。途中、ソロで泊まるMilky石井さんと一緒に談笑しつつ、ニンニク揚げとカワハギ干物もツマミにラインナップ。石井さんにも天婦羅は大好評でした。
 

管理人の木村さんから頂いた鍋料理。
身体の新から温まりました。感謝<m(__)m>
 この日の天気予報は生憎の雨。
夜半から降り出し、明日の午前中まで残るとのこと。天丼宴会に4合飯を炊いた。正副隊長で3合以上を平らげたのには驚きました。正副隊長は満腹で、オイラも心地よい疲れに酔いがまわり、21:00前にはシュラフの人となる。
 翌朝、4:00過ぎに目が開くも、まだ雨足が残っている。4:30山岳救助隊の皆さんが起床し、身支度をし、5:30には訓練に出発していった。ザック、シュラフ、ヘッドライト等赤備えで徹している。訓練出発前の片付けの美しさと言ったらなかったので、思わずパシャリ。山岳救助隊のお世話になることがないよう、安全第一でこれからも遊びます。

身支度の美しさと言ったらない


雨も上がり、快晴となった横窪沢小屋にて
次回は茶臼岳を目指して登ってみよう。


木漏れ日の新緑を歩くと、足取りも軽くなるね!


あとは林道を車までゆっくり歩こう!
オヤジの道楽に付き合ってくれたことに感謝。
この次はいつ一緒に行けるかな?楽しみにしてるぜぃ(*^^)v

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