今シーズンは3回ほど、渓に出掛けた。
日帰り釣果1、泊まり竿出さず、泊まり竿出さず・・・と言う訳で、どっぷりと渓に棲んでいないのである。などと、冷静に振り返ろうと努めているが、この前週、渓泊まりの予定が、キチガイ台風で流され、どうにもならない渓切れ状態・・・もはや病気に近い(笑)

 と言う訳で、家族に「日曜日の昼には戻るから」と無理を言って、7/25(土)-26(日)で渓泊まりに行かせてもらうことに。この週末、山援隊隊長、副隊長が地元の祭りで張り切っているので、最終日に雄姿を見に行くと約束もした。

 土曜日の昼過ぎ、今にも溶けそうな猛暑の中、渓水で冷さえれた涼風が流れる、南アルプスの木陰を歩く姿を想像し、汗だくになりながらもニンマリして出発。

 車止めには1台が停車中。
先のキチガイ台風で山肌が崩れ、車止めがずいぶんと手前になり、ダム湖もほぼ満水で、アプローチも今までよりも難儀するようになった。ヤマトのためには悪くない。河床を抜ける山風に「ヒャッホー」と一人大声をあげながら、歩く。
 水は思ったよりも太く重い。大水の影響がまだ残っている。途中、降りてきた方と立ち話。沢登りの方が一人入っているとのこと。まぁ、それぞれの沢遊びを楽しもう!

今回は純粋に釣りを楽しもうと思ってきた。
キンパクを漁るも貧果。ようやくエサの分だけkeepしての一振り目。

背っパリの見事なヤマトイワナ。
引きも十分楽しませてもらいました。恐らく尺上はある。しばし鑑賞。


“らぶてん”で購入した尺イワナ以上計測手拭いで・・・尺+α\(^o^)/

 ソロなので、テンバ選びはお気楽。
 荷物をおろして早速ポイントを探る。一発目に尺getでご機嫌。あとは晩のおかずに8寸を数匹頂けたらいうことなし!と言って本当にそのくらいのイワナを2尾get。濡らさずテン場に持ち帰り、刺身、天婦羅にして頂く。
 今回はOutdoorResearchのGORE TEXのシェルのみ。雨の心配もないからイイだろうってなもんだ。雨が降ったらそれもまたよし。
 ビールの苦みとイワナの甘みがナイスマッチ。星空を仰ぎ、一人占めの渓で超リラックス。
 焚火、酒、ツマミ、料理道具に調味料、全て手が届く場所 にある幸せ。家族に感謝。


 翌朝、暗がりで竿を出すもアタリはない。あれだけ一人ドンチャン騒ぎしたから納得である。身支度をし、上流に向かって一礼。山道でタマゴタケ、チャナメツムタケ、イグチ系のキノコを採り、夕餉のおかずに。
 途中、ヤマト渓流会の方とGW以来お会いし、チョッとだけ立ち話。お互い、この沢が好きなんだなあ・・・とニヤニヤしながら別れる。
 
 車に戻ると、どうやら娑婆の匂いが(笑)
往復10時間、釣り1時間弱。脚で釣るとは言うけれど、今回はチョッと違うかな(笑)。でもよく歩いたな。心地よい疲れを感じながら、腹が減ったので静岡大勝軒で腹を満たして、無事帰宅。今度はゆっくり泊まりで仲間と来よう!

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