みっちゃんと一緒に、緑萌える山を歩こう!と言う訳で、14:30頃家を出て、車止めに向かいました。「ヘッドライト点けて、上の小屋までいっちゃいましょうか」などと、調子のイイことを言いながら、マウンテンバイクをこぎ始めると、ウドやタラの二番芽が目に入り、ペダルをこぐスピードは鈍るばかり。濁流を前に、本流渡渉を諦め、山越えルート地点まで戻って、歩き始める。
 もともと、出発が遅かったこともあり、調子よく到着を目指そうと言い放った小屋よりもはるか手前の小屋に腰を落ち着ける。

 太腿より太い丸太を燃やし、アホなほどの酒を並べて酒を酌み交わす。水量の多い沢からは、いつもよりも大音量の水の音が響いてくる。米を研いで、だだっ広い小屋小屋を2人占めして、床に着く。


山のキレイな宝物たち・・・シカの食害が進んでいるようです
 ほんのチョッとだけど、竿も出しました。2人ともエサは現地調達(持ってきていない)ので、毛バリを落としてみます。唯一、食ってくれた小型のイワナちゃんです。
 休憩も束の間。サブザックを背負って、標高を稼ぎます。植生が変わり始めると、目的地に到着。「シカの食害で、一部禿山になってしまった」と偶然出会った森林保護員から話を聞く。お友だちになっておいて損はない人だ。

 さて、帰路、滝上ピンポイント下降を試みるも、滝下に不時着。また、来た道を戻らずショートカットしようと斜面を駆け上がるが帰って遠回り。
 極め付けは、往路に避けた本流濁流渡渉を、「多少増水も引いたでしょ」、「時間もないから行っちゃえ」とチャレンジするも、流され下りながらの渡渉となり、急がば回れを改めて思い知らされたのでした。

やっぱりここでの酒は格別ですな!

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