2008年の渓シーズンも終わりました。東北の山々に数回、地元南アルプスに数回、いずれも楽しい仲間と美味しいお酒に癒されて家に帰ってものでした。
エコブームも手伝ってのことでしょうか、山歩き、キノコ採り、山菜採りに結構な人々が繰り出し、中には悲しいニュースを聞くことがあります。年々、その悲しいニュースの数が増えていく気がしてなりません。
景色も、サカナも、山菜も、キノコも眼にしたり、手にしたら飛び上がるくらい嬉しいものです。でも、命あっての遊びです。無事に帰ってからこそ、喜んでくれる人がいます。
最近、特にこの事を考えて渓に向かっているつもりです。子どもの顔も浮かびます。「お父さん、山に行ってくる」と言って出掛ける時は、ワクワクなのですが、月明かりに照らさせる稜線を見ていると、ポッと浮かんでくる息子と娘の顔は、嬉しいのと考えさせられるのと・・・
仲間と楽しく遊んで、無事に帰る。家族は聞いてもツマラナイかもしれないけど、渓の話を聞いてもらう。これも渓の楽しみです。
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この釣行記を書き終える頃には、釣道具の掃除と洗濯も終わっていることと思います。
竿を一継ずつ洗って陰干し。シュラフやカッパは日干しして、炊事道具は洗います。ウェーディングシューズはシーズン途中に新調しましたが、遡行用のズボンは尻の部分を、何回も女房に継はぎ縫いしてもらったのですが、限界が近いかもしれません。まぁ、山で誰に見られたって知れたものですがね(笑)
道具を大切にするのはその道で遊ぶには大切なことだと思います。ゴミ(ゴミ捨て)問題は環境問題の裏側として、エコブームとは反比例して問題になっています。
山や渓独特の悪しき習慣“デポ”。自分勝手なご都合主義の産物です。自分のものは自分で持って帰りましょう。でなければ、荷を背負って、山に入らないことです。渓やアプローチの道に落ちているゴミを持ち帰るくらいの時間と心のゆとりを持っていたいと思います。
子どもたちと一緒に行くつもりの未来の渓は、水も景色もアプローチも、キレイであってほしいと願っています。 |