>>>眼下に望む弥太蔵谷<<< 渓シーズンも終りを告げようとしている9月。 神の恵みか、9月中旬に3連休が用意されていた。 年初から渓父:故川上さんの弟子仲間と一緒に、 川上さんの大好きな渓巡りの約束をしていた。 何とか調整して、おぎんちゃん、原ちゃんと3人で宇奈月駅近くに到着。 >>>辿り着いた川床は思ったより大人しい感じだった<<< 折りしも強い勢力の台風13号が沖縄付近をウロウロしている。 北アルプスにも雨雲がかかり、スタートから雨に遭う。 のっけから急登、藪漕ぎ、棘の草むらと行く手を阻まれる。 アプローチも崩れそうな踏み後が続き、結構渋い。 あれぇ?肩を並べてルンルンじゃなかったっけ?(笑) >>>所変われど、やるこたぁ、同じ!<<< 今回は2泊。初めての北アルプスに、まるで遠足前の子ども状態。 仲間と申し合わせた訳じゃないけど、3本/日×2日×3人=18本のビールが 渓水に浮く。「2泊だからビールは少なめにしたんだけど・・・後は濃い酒ね!」 と持ってきた酒まで、おぎんちゃんと一緒なのには笑えた。 >>>何は、さておき・・・<<< 『カンパ〜イッ!』とやる前に、合掌。 「コーンスターチが入っているヤツはビールって言わねぇんだ!」と言いながら、 銀河高原ビールか白ビールを飲んでいた川上さんにYEBISU BEERをお酌する。 >>>晴天にはこの姿がイイ!<<< 予定よりもかなり下流にテン場をとる。雨が嫌だったし、早く飲みたかったのだ(笑) 降り続く雨は、このままテン場停滞→昼から飲み会→1泊で酒が切れる→下山→街宴会・・・ と言う悪夢の再来を予感させるが、空はそれを許さなかった(爆) >>>「全然違うじゃん!」唯一、5年前を知る男<<< 透明な水と白い岩に育まれた金色に輝くイワナ。 「前は、尺がバンバン出たっすよ!」 んじゃぁ、尺を出そうじゃないの!と釣りあがる。 >>>二股で一服<<< 左が本線、右が尺イワナが出た沢。 >>>尺イワナの取り込みだ?!<<< 1.2号の通し仕掛けを切られ、目印が水面に浮いている。 釣りキチ三平よろしく、原ちゃんが糸を手繰りに淵に飛び込む!・・・・・・ と言うことならイイのだが、実際は帰路、イワナも留守のF1にヤケクソダイブ! ヤケクソの代償は大きく、おぎんちゃんのデジカメは淵の底に・・・ >>>シュリンゲに繋がれたワン公<<< そう言えばオイラだけ淵ダイブをしていなかった。念のため、シュリンゲを繋いで安全確保。 拾い上げたのは、デジカメだけじゃなくて、たくさんの楽しい想い出。 この日、F3まで遡行して、テン場へと戻る。 >>>3日間お世話になったテン場<<< 仲間と酒とイワナと渓水の流れる音 このハーモニーが何とも言えないリラックス感。 >>>この場所に来るのが目的のひとつでした<<< かつて川上さんが一杯やっていたであろうテン場。 手を合わせようとした時、石陰からムカデが這い出てきた。 「ひげオヤジの川上さんだ!」 「遅っせぇんだよ、来んのが!酒持ってきてねぇんだろ?しょうがねぇなぁ、全く・・・」 って言いながら、ムカデは渓に向かってモゾモゾしながら行ってしまった。
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