そりゃ、あんた、どう見たって・・・

 5月下旬から6月上旬にかけては、毎年恒例となった山菜採り。渓流沿いの道を歩きながら、高度を稼いでいくので、釣りも出来るという寸法である。
 今回は総勢4名が集まったのであるが、土曜日の朝立ち1人、土曜日の昼立ち2人。オイラは金曜日の夜立ちで土曜日の朝から動くことにし、土曜日の夕方、テン場に集合することにした。

 土曜の早朝、沢割を済ませた車やバイクが上流目指して走っていく。オイラは、「時間があったら釣りすりゃいいや!」程度なので、テン場が混みあう事だけ気にして歩き出す。

たわわに実った木苺が喉を潤してくれる

自分の家じゃないんだから・・・
 程なく、テン場に到着。
天気が良さそうなので、先週使った道具を日干しする。一瞬にして虫が集ってきたが、気にしない気にしない。掃えば、いなくなるからさ。
 テン場にはデポしてあるザックが1つ。釣りに出掛けているのか、山登りか?ともあれ、混雑してる感じではないので、一安心。

 さて、ここにザックをデポして、サブザックに食料と山菜採り道具を詰め込んで、上を目指す。

 05:30に車止めを出発し、荷物をデポし、身軽になって再出発したのが08:30。深緑から降り注ぐ木漏れ日に癒されながら、稜線に辿り着いたのが11:00。

 今年は雪が多いと聞いていたから、ひょっとして雪中行軍かと思っていたが、道々、雪はなく、斜面の窪みに残雪がある程度。

 カワムシ君はイイ釣りしてるかな?と今夜のツマミ調達係の釣果を気にしながら、行き交う人と挨拶を交わす。

コガネムシも一生懸命登っていた。


稜線で食べるオニギリは味も格別だ!
 今年3月9日に『南アルプスを知ろう』と言う講演会を聞いてきた。ライチョウの生息域とシカの食害の話だった。日本で唯一、一年を通じて高山で暮らす鳥であるライチョウは、全国で3,000羽。この南アルプスには700羽程いると言う。イザルガ岳が分布の南限との事で、一昨年、ライチョウと遭遇しただけで、他の年は出会えていない。今年は・・・と思ったが、会えなかった。
 山頂近くですれ違った登山者は、静岡ライチョウ研究会(会長/朝倉俊治氏)のメンバーで、仲間も数名入山して、生態調査をしているとの事。「ライチョウを見かけたら、見つけた場所と脚につけてある発信機の色と個数を連絡下さい。どんな情報でも欲しいものですから・・・」と汗を拭いながら話していた。

【連絡先】静岡県県民部環境局自然保護室


 14:30頃テン場に戻ると、丁度、カワムシ君も到着していた。後発隊もそろそろ歩き始めて頃だろう。カワムシ君の釣果もそこそこだったようで、冷やしておいたビールを飲みながら、宴会の準備を始める。
 一度やってみたかった“行者ニンニク餃子”(写真中央下)を作る。この時期なら、渓水に浸しておけば、挽肉も悪くならない。刻んだキャベツも混ぜて、餡をこしらえ、しばらく寝かしてから包んでいく。春雨サラダとイワナテンプラ&ワンタンの用意をしていると、18:00ジャストに後発隊が合流。早速、大宴会の始まりだ。
 帰りの荷物を減らそうと、持ってきた食材を出しまくり、いつも食べ切れないのだが、稜線を往復してきたオイラは食い気よりも眠気が勝ったようで、21:00頃はシュラフの人とになったようだ・・・
 
 翌朝、09:00に次男の保護者参観があるので、04:00には下山。オイラを癒してくれたキレイな高山植物にお礼を言って、薄暗い山道を歩く。陽が高くなると、爽やかな木漏れ日が差してくるブナの森で「イイネェ!」と1人で絶叫しながら、車止め出発から26時間後にはその車止めに着いていた(笑)

キレイな 花なんだけど
1つも名前が・・・ 分からん・・・

でもこれはパンじゃないよ! オイラ、何のクソなんだろう?

>>>みっちゃんの釣行記<<<


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