春なのに・・・

サビの部分で♪『春なのにお別れですか・・・』と言う歌詞があります。
1983年2月10日に発売された柏原芳恵のアルバムに収録されている
春と言う季節の出会いの喜びと別れの悲しみの両面を唄った名曲『春なのに』である。
この時点で皆さんお分かりでしょう・・・2008年の自主解禁釣行の様子が・・・

そういう訳で、今年も渓シーズンが解禁しました。
心強い相棒みっちゃんとの厳冬期1泊2日の解禁釣行となりました。
釣り道具、料理などall行き当たりバッタリで、とにかく身の回りにあるものを
全てザックに詰め込んで、土曜日の昼過ぎに愛車レオーネが唸りを上げて出発した。

辿り着いた南アルプスは元気な杉の木とキレイな白い雪の世界だった

 入渓予定の沢の入り口には車が一台停まっていたので、別の沢に入る。
 暗くなる前にテン場を取ったのだが、解禁で入渓した人のテン場だろうか・・・小屋掛け用の石積みと伐採跡があったので、「薪は売る程あるな!」と言い合うほどだった。
 支度を整え、晩のオカズを釣りに出る。 しかし、超渇水かつ水温6℃と言う残雪だらけの悪条件で、本日唯一の釣果はみっちゃんのニッコウイワナ1尾のみ。焼き枯らしにしてイワナの骨酒に!と焚き火で焼き枯らす。
 今回はオイラにとっては初となる渓で愛用のMOSSテント泊まり。愛用テント泊まりのディナーはピエンロウ→キムチ鍋で野菜中心のヘルシーメニューであった。みっちゃんが持ってきてくれたショウガを大量に入れたのが、味・体温上昇の両面でスバラシイ役割を果たしたのであった。

春夏秋冬問わず、焚き火ってのはイイもんだ

何ともキレイなエメラルドグリーンの水溜り
 いつもは20:00頃にズブズブドロドロとシュラフに転がり込むオイラとみっちゃんだが、この日は粘った(笑)。日中は快晴だったので、「星がキレイだろうなぁ・・・」と瞬く夜空を期待していたのだが、夜は曇り。飛行機の点滅灯だけが時折見えた。山際の雲が切れ出した22:00過ぎ、シュラフに潜り込んだ。
 翌朝、思ったよりも寒くない夜を過ごしたので、快適に目覚める。置き火に薪を加え、早朝ハイボールを決め込む。

 朝飯を食べながら、「昨日、入り口に車が停まっていた沢に行ってみよう」とザックを背負って歩き出す。沢の入り口には、どう見ても今さっき人が通過したと思われる痕跡・・・
 「下って、別の沢に入ろうか」と話がまとまり、ウェーディングシューズを履いたまま、車で移動する。
 入り直した沢の入り口に先行者の気配はなく、爆釣に期待を膨らめ、軽装で渓を歩く。
 しばらく釣りあがるが、先行者の気配だけでなく、魚の気配もない。ここぞ!と言うポイントも根がかりで竿が半月を描くのみだった。
 時間はまだ12:00前だったけど、今年も渓にこれたことに満足して納竿。あとは、温泉、フキノトウ獲り、他の渓の様子見・・・結局ドライブだったのかなぁ(笑)

 帰路、14:00過ぎ、土産物屋でそばを啜る。てんぷら付きで600円に怪しい気配を感じながらも、おばちゃんに押し切られる。土産物を物色し始めた瞬間、「おそば、出来ましたよ!」の声に、「随分、早いなぁ」と思わず口に出てしまったが、その正体は!?
 キンキンに冷えたそばだったが、みっちゃんとひそひそ話で、「茹で上げを冷蔵庫で保管してあったんじゃねぇのか?」と断定。しかも、てんぷらもキンキンに冷えていたのには、開いた口が塞がらなかった。


 カミサンが外出している両名は、自宅に戻って、洗濯と片付けを手際よく済ませ、ビールと餃子の解禁釣行反省会で締め括ったのでした(笑)

 
そうそう、『♪春なのに』の最後ですが、こう終わります。
『春なのに、春なのに、ため息またひとつ』
笑えんなぁ・・・

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