最高のロケーションへ
 2007年盛夏。
残暑お見舞い申し上げます。

 巷では最高気温が35℃を超える“猛暑日”が続く中、涼を求めて、みっちゃんを乗せたレオーネが走る。ちなみに、エアコンは壊れている(自爆)。
 車止めに着くと、横浜ナンバーの車が1台。どうやら1人で入渓したようだ。

 着替えをしながら入渓地点を相談していると、車の持ち主と思われる釣り人が戻ってきた。「初めての場所で、道に迷うと嫌だから、早めにあがってきたんだ・・・」との事。オイラたちのお目当ての場所もそう長い時間いなかったらしく、バカ釣れ状態をイメージし、下を向いてほくそ笑むのであった。

 この渓、往路はひたすら下り、復路はひたすら登る。歩き始めから、ザックを背負って下れば膝と太腿に来ると分かっているのだが、降りないと着かないので、膝の笑いを堪えて辿り着いた川床で、汗を流す。

 今まで使った事がない場所にテン場を設け、夕間詰めの釣りに出掛ける。時間は17:00過ぎ。この時間から釣ができるのが、泊まりのイイところ。18:30前まで釣り糸を垂れ、アマゴに遊んでもらい、テン場に戻る。
 
 焚き火にかざしたアマゴに火が通り始めるころ、空は満天の星。21:00を回っても寒くなく快適なテン場。
 アマゴの刺身と夏野菜の炒め物を肴に、涼しい風に吹かれながら、キンキンに冷えたビールを煽る。
 ん〜、言うことナシ!



 この日、テンカラ唯一の釣果は、スレ掛かりニッコウイワナ。

盛夏のアマゴは8寸強ながら、強い引きで抵抗した
この渓独特の抜けるような青い体色が霞んでいる  

カワムシが全く採れなかった。エサが少ないのかな?


 快適なテン場は、目覚めもイイ。
オイラはお約束の朝氷結でイッパイやる。焼き枯らしが焦げ枯らしになってしまったが、タマネギとツナとニンニクの炒め物、ベーコンエッグで朝食を済ませる。今日も朝から天気がイイ。
 下流部から入渓し、そこそこ魚に遊んでもらったので、上流部はバカ釣れだろう!と期待して挑んだ翌日。

 その期待は木っ端微塵に打ち砕かれ、ほぼボーズ状態。行けども行けども、根がかりと釣れた!の勘違いが生む愛想笑いだけが積もっていく。

 それにして、排砂の量が半場じゃなかったな。台風4号の影響だろうな。

“奥儀石化け”?!


この後、みっちゃんはどうなったか!
知りたい人は、
アワセをくれてみよう!


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余りにも釣れないまま、気がつけば昼時。
チラつくのはアマゴの顔よりも生ビール。
途中、散在していたチタケを頂くが、この日用意していった
ルアーロッドを落としてしまったようだ。
今年はよく竿を落とす。

ヒルとアブの巣窟から、遅い足取りながら、逃げるようにして戻る。
温泉で汗を流し、着替えを済ませ、居酒屋直行モード。

下界はやはり猛暑日。
南アルプスの涼に身を浸した最高の1泊2日だった。

真夏の渓ランチはやっぱりコレでしょ


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