晴天と新緑に抱かれて・・・
 6月、渓水が流れ出る源流部も新緑が萌え、山菜が伸び、樹液の香りが漂う"春のピーク"を迎える。

 この時期はこの山にお目当ての山菜が延びる時期であり、「偵察に行って来ます」と事前にメールが入ったかと思うと、大量の山菜と尺上イワナの写真が送られてきたりするので、居ても立ってもいられなくなってしまう。

 そんな時期に、「んじゃぁ、俺らもチィッと行ってみるか!」と集まったのは、みっちゃん、シンヤさん、川虫くんとオイラの4人。
 例によって昼立ちではあるが、妥協しないで歩いたお陰で、山菜を採りながらも、「ここまで来れば明日は楽チンだな」と言う小屋まで来て宴会開始! 

入渓時は曇り空だった

山菜のテンプラ、キムチビビンバ、鰹のタタキ、野菜炒め、トド肉の缶詰などで
腹を満たしながら、酒は進む。64℃の原酒ウィスキーは、酔うほどに
美味しくなり、訳ワカランmodeに拍車がかかる。
空に星こそ見えなかったが、澄んだ空気と樹木に囲まれた
空間は"癒しと満足"をたくさん提供してくれる。
"エイトマン"と呼ばれるオイラも、この日は22:30位まで
焚き火の前で、チビチビ酒を煽った。
山小屋もあるのだが、その前で焚き火をやる。
欠席裁判ではないが、「あの時アイツはこうだった!」と
酒の肴は尽きることがないのである(笑)


これがまた、何とも言えない。


コゲラかな?
まだ途中なんだろうな・・・
 翌日は、それぞれ思い思いの時間。
ピークを目指すのは、みっちゃんとオイラ。シンヤさんと川虫くんはいわゆる「フッツー」で、運動機能が低下している。ピーク組のオイラたちは、シンヤさんを無理矢理起こして、集合時間を確認し、06:00に元気に出発。
 シンヤさんと川虫くんは、その後、マッタリして、釣りに出掛けたようだ。

 ピーク組は途中、キツツキの息吹を感じつつ、静岡大学山岳部の学生(男2女4)はじめ、連れ合い、ソロの登山者とすれ違いながら、2時間近く歩く。女子大生のリンスの香りに魅かれ、「後について、下山しようか・・・」と言うオッサン的弱さに負けず、お目当ての山菜を採りに高度を稼ぐ。


ヤマケイに出られるかな?(爆)



花を愛でる心もあるんです(笑)

(左)イワカガミ
(上)アカヤシオ

ピークの南北、残雪と新緑のコントラストにしばし心を奪われ、
帰路は、キレイな花に見とれながらなんだけど、出るものは出ちゃうからしょうがない。
集合予定時間に4人が集まり、軽くビールを煽ってから、昼飯を済ませ
家族サービスが出来る時間に自宅に帰ろう!と下山開始。

実はオイラ個人的には後日談があるのだが、みっちゃんとオイラは川通しで、
シンヤさんと川虫くんは来た道を戻り、途中で合流しよう!とそれぞれ歩き始める。
何とも家族思いな4人の総意により、可及的速やかに脚も車も進む。



魚は釣ら(れ?)なかった(?)けど、山菜を自宅に持ち帰り、家族で楽しむ。
このカキアゲは実に美味しかった。
ビールも進むし、さっきまで山に居た自分の姿もツマミになる(自爆)

渓太にこのテンプラの味を聞いてみた。
「チョット、苦かった」んだそうだ。
でも、2つは食べてたな。
いつか、渓太と悠太、碧惟たちと一緒にこの山に来られたら・・・と思うのである。

来年もまた行こう!

みっちゃんの釣行記

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