満腹定食 完食


 今年も"スイカの香り"を嗅ぐ季節がやってきた。一部を除いた県内の河川で鮎釣りが解禁する6月1日。
 この日は、生憎、仕事だったが、昨年に引き続き、早朝出勤前の自主解禁。
チョット寝坊したので、日の出からしばらくしての竿出しとなった。

 今年は暖冬で雪が少ない、春から夏日だなどと言われているが、この日の朝は結構冷えた。短パン・フリースで出掛けたが、クシャミ連発&震え連発と言った具合に寒かった(自爆)

 水の状況は、前日の雨もあり、笹濁りよりやや深い濁りであった。鮎が毛鉤を追うだろうか・・・心配しながら、仕掛けをセットする。

 解禁時には、どんな毛鉤でも追う!などと言われることがあるが、期待はするが、事実はそうじゃない・・・と言う年が続くのが現実である。今年もそうだった。

 前述の通り自主解禁は6/1であったのだが、実はこの日、釣れたのは2匹だけだった。「これじゃぁ、家族分もないなぁ・・・」と面目丸潰れの自主解禁だった。
 「イカン、イカン」と自分に言い聞かせ、翌日6/2に同じ場所に2時間チョット、リベンジに行くも、その釣果は7匹。都合9匹で家族分を確保したことになる。

 とは言え、連日オイラの横で毛鉤を垂れていた御仁は、見る見るうちに数十匹を釣り上げていた。使っている毛鉤まで教えてもらったが、オイラは同じ毛鉤を持っていない。似て非なる毛鉤で釣果を狙ったが、ショボかった。

 「腕だな・・・」と思ったが、仕様がない。

 オヤジの残した鮎釣り道具で、せめて解禁日にはオヤジが眠る仏壇に鮎のフライを届けたい・・・それだけ出来れば満足だが、今年は1日遅れてしまった。
 来年は、シャキっと、解禁日に型を揃えて仏壇に供えよう。

 とは言え、春のスイカの香りを楽しめたことだけは嬉しくて、仏前で報告したのでした。
 


>>>「僕も食べたい」と渓太が撮影した1枚<<<




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