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>>>>>> 付 記 <<<<<< 今回も形見分けで頂いたカッパからオイラに「死ぬなよ」と強烈な メッセージを送り続けてくれた故川上さんが代表を務めていた“根がかりクラブ”の 20周年記念誌『根がかりの釣り』に寄稿した“岩遊”代表の豊野氏のメッセージ。 「妻に感謝しよう」というタイトルで綴られた文章だった。 「いい年したオヤジが家族を顧みずに渓遊びが出来るのは妻のおかげでしょうに!」 と言うものだった。その通りである。 今回、家族をはじめ、本当にたくさんの方に迷惑を掛けてしまった。 「遊び」と言う範疇で人に心配を掛けた・・・不本意だった。 山遊びは、もとより、街遊びよりもリスクは高いものなのかもしれない。 山遊びをする当人はそう思っていないのだが、送り出す家族は、そうじゃない。 「車に轢かれる確立よりも、山の方が事故になる確率は低いよ」などと 安心させたいのか、自分の行動を正当化したいのか、そんな言い訳がましい言葉を残して 夜な夜な家を出た。でも、今思えば、それもこれ、「無事に家に帰ってくる」と言う 前提なくしてあり得ないのである。 「もう山には行かないで!って言いたいけど、それも無理でしょう・・・」って言ってくれた 女房に感謝である。でも、その顔には「もう心配させないで。この次やったら・・・」と書いてある。 この女房の期待と言うか、信頼を裏切らないように、安全に楽しく山を楽しもう。 そう誓った、2006年の秋でした。 |