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ゴールデンウィーク(GW)は車止め先乗り争奪戦、頭ハネ防止攻防戦と言った感が強い渓流釣り。とは言え、まとまった休みが取れるGWは渓流釣り好きは渓流に行かずにはいられない。渓流エリアが源流であれば、「別に釣れなくてもイイから一杯やれればイイや!」と悟りを開いたように自己納得し、出掛けるのである。
しかし、その実は、魚は釣りたいし、楽しい仲間と、美味い酒を飲みたいし、GWを存分に楽しみたいと言う“浮世の煩悩”に浸りまくっていることが多いのである。
今回の我々の仲間のGW渓泊まりもまさしくそうであったが、その煩悩を諌めるがごとく、アオダイショウが出迎えてくれたのであった。 |
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今回、この強欲煩悩釣行に参加したのは、デカシオさん、川虫くん、みっちゃん、
シンヤさん、浅川さんとオイラの合計6人。みっちゃんとオイラは一日遅れの合流となったが、
聞けば前乗り組みも雨に祟られ、初日はロクに釣りもしていないとの事。
「釣りきられてしまっているかもしれない」と抱いてきた危機感が一気に吹き飛び、
6人揃っての遡行に希望の光が差したのでした。 |
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6人での源流部遡行は、譲り合いが大切だが、今回はスムーズに譲り合いが進んだ。
それは、もともと、「どうしても魚を釣りたい」という強欲を持ちながらも、別に釣れなくても、みんなと美味い酒が飲めればそれで、えぇじゃんか!」という集団だからこそのなせる業である。
そんな集団なので、オイラも「苔生す岩と新緑と青空のコントラストがキレイだなぁ・・・」などと呑気にデジカメのシャッターを押せるのである。
とは言うものの、こうした自然の息吹と言うのは、源流部ならではと言うことは、今更ながら言うまでもないのであるが、改めて「うぅん・・・」と唸りざるを得ないのである。 |
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それぞれ、思い思いの渓歩きを楽しめば、後は飲むだけ、食うだけ、騒ぐだけ!
焚き火を囲んであることないこと飛び交いながらも、酒は進む。
こういう時間がいつまでも続けばイイ・・・そう思える、最も贅沢な時間である。 |
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夜は更け、焚き火の明かりが闇に映える時間帯
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今回の一夜を飾ってくれたのは、職人デカシオさんが握ってくれた“太巻き”である。手際のいいことこの上ないのであるが、味も言うことナシ!
一夜の宴を最高潮にもてなしてくれたデカシオさんも、職人の性で、翌朝は早上がりしなければならず、その後姿を、感謝の念で見送ったのでした。
デカシオさん、ありがとう。
また来年も一緒に行きましょう!
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みんなと一緒にマッタリランチタイム。
清冽な流れ、適度な釣果、楽しい仲間と美味い酒。
渓のメニューが全て揃った満腹定食を完食できたと言う、レアな経験が出来た渓遊びだった。
何に恵まれるか分からないが、この上なく楽しむことが出来た1泊2日だった。
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