春なお寒い北関東・・・


 今回は栃木の渓:大蛇尾川に初めてお邪魔した。
場所は同行して頂いたおぎんちゃんのHPに詳しい。
この渓には天然ニジマスがいるという驚愕の事実があり、その“天然”は本当は違っていて、一番初めははやり人間の手で・・・特定外来生物(?)、ならば駆除だ!と各地から、それを言い訳と理由にして、13名が集まったのである。
 と、鼻息は荒いが、結果ははじめから見当はつくのであるが、その見当の通りになるために、金曜日、時計を気にしつつ、会議を終えると同時にコインロッカーにしまっておいたザックをネクタイ姿のまま担いで新幹線の人となったのである。

昨日、雪が降ったそうだ・・・

濡れると凍死しそうだからジャンプ!
 東京駅から高円寺まで移動したところで、小峰さんとよしみさんにピックアップして頂き、高速を飛ばして、栃木の人見さん宅に24:00前にお邪魔したのであるが、すでに、哲っちゃん、Yokoさんがスタンバっていた。
 初対面にもかかわらず人見さんには大変ご馳走になり恐縮しつつ、布団まで敷いていただきこれまた恐縮しつつ、眠ったのも束の間、一路集合場所へ。
 道の駅には、川上さんとマムジ親父さん、東京Y.C.Cの佐野さん、船山さんのお2人、遅れて、おぎんちゃん、中尾さん、おっちゃん、しみたかさんが合流し、イッパイ引っ掛けて車止めに向かう。
 小峰さん、よしみさん、人見さんは極寒野営を読みきって、温泉&山菜ツアーに変更であった。
 寒すぎる雪の中を2時間半歩く。
途中、師匠は沈し全身ズブ濡れ。手がかじかんで岩壁をホールドしていられないのである。
 その日は、駆除釣りはナシ!
あまりの寒さに焚き火で宴会と相成ったわけであるが・・・
車止めを出たのが7:30、テンバ到着が10:30、その後宴会に突入。気がつけば、持ってきた焼酎1g、日本酒5合は飲んでおり、そのほか皆さんから頂いたお酒もあるので、ストンと酩酊状態におちていた。ナイトタイムの記憶が全くないのである。そのあたりの模様は同行頂いた皆さんのWebサイトに紹介されるであろうから、オイラもそれを見つつ、事の真相を把握したいと思っているのであります(反省)

爽やかな朝のテン場におっちゃんの温蕎麦


焚き火とともに燃え尽きてく管理人の脳ミソ@反省の絵


しみたかさん@2つ目の20b滝の壺


哲っちゃん@1つ目の20b滝上のズルナメ
 翌朝、オイラはひどい二日酔いであった。
冷静に考えてみれば、飯も食わずに飲みっぱなしだったのだから、しょうがない・・・と自分に言い聞かせるも、昨夜の爆発宴会に参加できなかったのが悔しい・・・
 せっかく初対面の皆さんと酒が飲める!と喜んでいたのに、喜んだ、いや、悲しんだのは胃と肝臓だけのようだ。それも、喜びすぎなのが玉に瑕だが、朝ごはんを美味しく食べられる状態になる頃には、おっちゃんの蕎麦、しみたかさんのパスタ、Yokoさんのバターソーセージなど、ご馳走で腹を満たし、当初の目的であるニジ駆除に哲っちゃんとしみたかさんとで出かける。
   
     待機組みに見送られて・・・

  水温が低いのか、先行者が頻繁に入っているのか、魚の反応は鈍い。カワムシも少ない。行けども行けども「ドヨドヨ」というアタリが伝わってこない。腕が悪いのは承知の上だが、「尺ニジを何十匹駆除できるか?!」という下馬評とはどうやら様子が違う・・・
 対象魚のニジはしみたかさんが1尾正しく駆除申し上げテン場にもどると、下流部マッタリ組ではおぎんちゃんが尺イワナをあげたとのこと。
 駆除の成果がない=釣師の腕が悪い=とは言え、駆除対象魚が少ない・・・ということはイイことだ!という異次元方程式にて一件落着。
 オイラの内臓は昼にはすっかり快復し、テン場に戻って、夕べ寒くて飲めなかったビールと氷結をグビる。
 
 帰路は来た道を引き返すが、途中、ユリワサビ獲りの親子と、下流部に釣りに入ったペア、さらに今から単独で釣りを考えていた方とすれ違い、会話を交わす。
内臓と体は疲れていても、行き交う人とは笑顔なのである。こういう出会いは山だからこそだろう。

こういう時間が一番贅沢です

ノカンゾウの群生
 残ったビールを風通しのイイ山道で煽りつつ、「ッカーッ、ウメェ〜!」と木魂もしない絞り出したような声で呻きつつ、エッチラオッチラ車止めを目指す。
 途中、ノカンゾウの群生に出くわし、川上師匠が「根っこの部分をお浸しにすると美味いんだ。食べて甘い山菜ってのはこのノカンゾウくらいじゃないか?」との教えに、早速天蓋からビニール袋を取り出し、適当な量を頂く(おひたしマヨネーズは最高に美味しかったです!)
 蕗の薹はすっかり花が開いていたが、美味しそうだった。聞けば、この渓は山菜が豊富ではないとのことだが、オイラは初めて食べる山菜を頂いただけでも満足。

GUSTOでの打ち上げ
 今回は「ボ」でしたが、普段ネットでしかやり取りできなかったみなさんとお会いでき、本当に楽しい2日間だった。
みなさん、ありがとうございました。
 大蛇尾〜(2時間)〜東大宮〜(1時間)〜東京〜(2時間)〜自宅という移動も快い疲れと追い酒で、楽しい車中となりました。知らない場所への遠征って言うのは、いつになっても楽しいもんだ!!

日  程:平成17年4月23日(土)〜24日(日)
メンバー:川上さん、中尾さん、おぎんちゃん、哲っちゃん、しみたかさん、マムシ親父さん、
      サカタのおっちゃん、Yokoさん、佐野さん&船山さん(東京Y.C.C)
エ  サ:カワムシ○だが少ない、ブドウムシ×
同行頂いた皆さんの釣行記
おぎんちゃん 哲っちゃん 川上さん
(要ダウンスクロール)
しみたかさん


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