禁漁だけど、大漁だ!!


平成16年10月16日(土)〜17日(日)の一泊二日で、
禁漁となった渓に、小屋のまわりのゴミ掃除をしながら、キノコ探しに行ってきた。

歩き始めが16:00過ぎだったので、日が暮れた後も歩くことになった。
とは言え、初体験のナイトウォークも新鮮である。
道は明瞭、仲間もいる。
ただ、びっくりしたのは、オキシライド乾電池である。
注意書に「豆電球のライトには不向き」との記述があったものの、高を括っていたら、
あるとき突然、点かなくなってしまったのである。
それまで、今までにないくらい明るかっただけに、ナンデ??と思うのである。
しばらく、消しておくと、また点くのであるが・・・LED買わないとかなぁ・・・

土曜日の午後からの行動。
車止めに着いたのは夕方。
歩いているうちに真っ暗になった。
小屋での夕食。
キムチ鍋のもとを使った鍋で、
糸こんにゃくを大量に入れすぎたが、
それでも美味しかった。
帰路、渓流沿いに走る仙道を歩く。
日差しは紅葉に染まりはじめた
樹木を縫って差し込んでくる。
ナメクジもキノコを食べる?!
クリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)
傘にナメクジが陣取っていた。
エンドウマメみたいな種子が
鈴なりになっていた。
何ていうんだろう?
落ち葉の上に寝転がって撮った一枚。
色づき始めた葉の奥に広がる
青空が何とも言えず綺麗だ。
(左)
倒木にプヨプヨのキノコがついていた。
名前は分からない。
マシュマロみたいな感触。
ヒメホコリタケの幼菌だろうか?
(右)
まさしく
ツキヨタケ
川原に立っている朽木に鈴なり。
夜はさぞかし綺麗に光るのだろう。
ナラタケモドキ
赤茶色のツルツルの木の根元に生えていた。
油炒めにして美味しく頂きました。


コムラサキシメジ(老菌)

比較的乾いた仙道沿いに群生していた。
はじめは「ムラサキのはヤバイでしょ」と
言い合っていたが、食用でムラサキの
キノコがあることだけは知っていたので、
とりあえず持って帰って、知っている人に
聞くことにする。

老菌だったけど、油炒めにしたら、
割と美味しくいただけました。

チャナメツムタケ
右の写真のように倒木から生えていた。
お菓子の「きのこの山」みたいな
クリッとしたキノコ。

今回、大漁だったナメコ。ガレの上にふと目をやったら倒木に鈴なりだった。汁物、炒め物、ともに美味しかった。

フウセンタケモドキ
ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ)

のいずれか。
落ち葉の下に大量に隠れていた。
「塩焼きにするとウマイ」という
紹介文もあった。
フウセンタケモドキなら
あまり食用に適さないとのことだが、
ニセアブラシメジなら文句なしウマイ。
みっちゃんは「美味しかった」って
言ってたから、ニセアブラシメジか?
シロナメツムタケ

落ち葉に埋もれながら大量に生えている。
いかにもオイシそうなキノコだ。
例外なく、油炒めで美味しく頂きました。
(左)
ヒメホコリタケ

柄がなく、触るとパンのように柔らかい。
炒めて食べると美味しいと言う人もいるらしい。
仙道沿いの至るところに見られた。
(右)
クリタケ

倒木の根に鈴なりになっている。
東北で採ったものより小ぶりだった。
デジカメのマクロ撮影に失敗し、
ピンボケになってしまった。
ヒロヒダダケ

林道沿いの倒木に
こいつ1つだけ凛と生えていた。
残念だが食べるとヤバイらしい。

台風22号、23号と立て続けに襲来したため、渓も荒れていた。どこからとなく流れ出す土砂で、水はドブ濁り。
恐らく、10℃に足りない重くて冷たい水が渡渉を阻む。事実、沈して全身ビショ濡れになって、ガタガタに震えたこともあった。
川床が見えないのは何とも不安になる。
でも、今回の山歩きは、オイラとしては右足首捻挫後のリハビリもあって、ゆったりマッタリのお気楽山歩きだった。
贅沢を言えば、明るいうちにキノコを採って、キノコ料理でイッパイ!と行きたい所だったが、時間的に無理があった。
でも、この山にはまさしく“キノコの山”であることが分かったことが一番の収穫。
来年の秋も来よう。
この紅葉もオイラを誘っている。

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