そして僕は途方に暮れる



平成16年7月30日(金)、31日(土)、8月1日(日)
なべさん、みっちゃん、浅川さん



ちなみにコレはH16.8.7現在の台風12号
平成16年は台風の当たり年か?

6月に台風6号が東海、近畿で大雨を降らせ、四国を襲い大きな被害を出したと思ったら、今度は10号が太平洋に出没し、真西に向かって一直線に進んでいくというあり得ない進路で日本列島を襲おうとしていた。 
 その台風が近畿・関西直撃か?!という報道があった際に、そこから静岡に出てくるお方がいたのである。今シーズン釣行回数「0」、したがって岩魚対面回数も「0」。その方が金曜日の夜、新幹線に乗ったのである。
我々の地元藤枝到着は金曜日の20:15。
さて、ここから居酒屋直行なのであった。

 土曜日は先発隊のなべさん、みっちゃん、浅川さんがテン場に向かうが、天気予報は大雨
それもそのはず台風が太平洋の遠州灘から紀伊半島を通過しようとしており、後ろ髪を引くように雨雲が静岡県にかかっている様なのである。
とは言え、せっかく神戸から今年初のアマゴorイワナを求めて来たのだから・・・と車を北に走らせる。
が、そこは、歴戦の山師。最近では新潟、福島で沢登、登山での遭難報道が相次いでいることもあり、勇気ある徹底を決断し、15:00には麓のログハウスでプルタブを開けていた

 オイラがログハウスに到着したのは22:45。
既に皆さんほとんどオチており、飯を食べていなかったオイラは焼肉とソーセージで一杯やり、「明日は朝間詰めだ!」と誓いを立て、横になる。

 小雨の中を進路を右に取るか左に取るか迷いつつ、着いた車止めには軽トラが1台。その瞬間から、イヤな予感を引きずりながら気もそぞろに歩き出す。


やるときにはヤルんです!



立派なゴルジュ
去年は埋まっていなかった

 それでもと、4人で竿を振り振り、釣りあがるが、あるのはカラになった餌箱とのど飴の空袋、飲み干したペットボトル・・・
人の痕跡しかない。それも相当頻繁に入っているようだ。
したがって、魚の気配はない。

 本流筋を釣りあがるなべさんと浅川さん、支流の藪沢で試しにテンカラを振ってみたみっちゃんとオイラ・・・それぞれ、竿の素振りに疲れ果てる。

 4人が合流した段階で、お互いの顔が物語っているものと言えば・・・
言わずもがな、「帰ろ!」と顔に書いてある。

 朝方は小雨交じりの天気だったが、引き返す頃には日が差すまでに回復し、夏の緑を通り抜ける日差しが何とも心地いい。

 下降点まで水通しで下り、「それでも」とチョット釣り下ってみる。結構なポイントがあり、期待させたが結果は・・・
ナメを遮る巨岩帯にて釣り下り終了。
見れば左岸は今にも音なし落石がありそうな、崩落岩盤になっており、いつ落ちてくるかと気が気ではない。
仮に下から釣り上がってきたら、この難所をどう越えるのか?興味本位で見には行って見たが、いいルートが見つからず、そのまま引き返す。

 帰路の山道はヒルの旦那の大歓迎である。

日帰り空身の歩きだけにそれでも足元軽く旦那退治をしながらの山登りで、一昨日・昨日のアルコールを多少なりとも吐き出しつつ、体をベストコンディション(何の?)にもっていく。


ヨタヨタと・・・



ここにマウスを近づけないで下さい
 チョット前に出来た新しい温泉「千頭温泉 旬」に駆け込む。こじんまりした温泉で店員8名程度。男湯と女湯を来客状況によって切り替える浴槽1つの温泉。もちろん、食事も出来る。入り口では地元の人だろうか、バーベキューをやっていた。

 本流と支流の合流地点にある温泉だが、そこで遊ぶ子どもに「こんな汚い水のとこで泳いじゃダメだ」などと、自分たちの不甲斐なさを子どもに八つ当たりしながら、ぞろぞろとタオル片手に押し込み強盗みたいにして入っていく。

 風呂は貸切で最高だった。
いつもこういう状況で来たいものだ。

なべさんにはいつも遠くから来てもらって、
今年は初の竿出しだったのに、結末はいつも同じ・・・
本当に申し訳ないなぁ・・・と地元組みは次回への
反省をこめつつ、でも、やることは同じなんだなぁ・・・


この一杯で全てを水に流す訳にはいかないのに
・・・


魚がいない事に気づかれた方は釣り師です(爆)


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