<写真:大井川鉄道名物“SL”>
本来は鮎釣りの解禁は6月1日と決まっている。
例外的に興津川が5月20日、狩野川が今年5月24日となったのであるが、
その他のほとんどの河川が6月1日なのである。
しかし、今年は異常も異常。
なんと5月に台風上陸!という
突拍子もない気候が解禁を襲った。数日前からの暴風雨は鮎が落ちてしまうには
十分過ぎるほど十分であり、オイラは否応なく6月1日は酒を飲んでいた(-_-;)
とは言うものの、鮎を食べないと6月になった気がしないのも事実であり、
一週間ズラしてこの日曜日の自主解禁を迎える。
前日はチョットした飲み会だったが、酒も早々に切り上げ、AM4:00に起床し、
車を走らせる。
ここ数年、朝間詰めには藁科川、夕間詰めには大井川
という一日2河川を続けているが、今年は、夕方から用事があったので、
大井川は昼下がりのみとなってしまう。
この時期SLが走る大井川鉄道沿いにはSLマニア
が集結しシャッターチャンスを狙っている。
その表情が真剣すぎておかしかった。
汽笛の音が近づくと肩を回したり、散々セットしたカメラをリプレースしたり・・・と、とにかく
落ち着かない。そんな映像をSLとともにパシャッ!と撮ってしまったのがこの写真である。
ちなみに、大井川での釣果はウグイ&ハヤという、どうでもイイものであった・・・(*_*;)
<写真:今年のアタリポイント>
朝5:00過ぎ。到着した藁科川のいつもの場所は、ヒンヤリとした空気だった。
ドブ釣りを楽しむ人はほとんどおらず、1人占有状態となる。
しばらくすると、ガツン!!という
強いアタリ!
ここ何年か、鮎の成長が遅く、小さい鮎が多かったので、結局バラしたこの辺りも
「所詮、ウグイかハヤだろう」
と高を括っていたのである。
流れの向こうに毛針を落としているので、取り込みの時、流れを横切るのが何とも
大変で、大概はその時にバラしてしまう。
アタリだけ感じてばらしたのは5本ほどいたが、いずれも強いアタリであった。
<写真:本日の釣果×1/2>
しばらくすると同じように強いアタリ。
くわえた毛針を水底まで引っ張り、
流れを横切るときも水流に負けないほど上流に引っ張る力は
そんじょそこらの小物とはワケが違っていた。
解禁時には大きめと思われる20p弱の鮎が5:30過ぎからの
1時間程度、ほとんど入れ食い状態であった。
とは言うものの、その後の食いは渋く、アタリはちらほらであったが、
9:00の納竿までに28尾のスイカの香り
を頂いた。
この香りはオイラ6月の香りである。
鮎はフライにして美味しく頂きました。
枝豆が出るまで、6月はビールに最も合うのかこの鮎のフライです!
ちなみに友釣りの人たちは雨で苔が付いていないこともあり貧果に終わったらしいです。