【年月日】2003.4.26〜27
【気 温】12℃前後
【水 温】10.5℃(AM7:00)
【天 候】豪雨のち薄曇り時々晴れ
写真:濁流となった本流(土曜日朝)
世間はゴールデンウィーク。
中には10連休というスンバラシイ自由な時間がある人もいる。
オイラは貧乏暇ナシなけなしの連休に身も心も癒やされたくて人気の少ない山渓に向かう。
今回のパートナーはいつもご一緒いただいているナベちゃん。
先週・今週はサラリーマンの見本とも言えるハードは仕事をこなし、
そんな自分を褒めてあげたくて(爆)、週末金曜日の夜から山渓に向かう。
金曜日に会議という最悪のスケジュールになってしまったオイラは、案の定
会議が長引き、ナベちゃんを1時間以上も待たせてしまった・・・
これはつまり車止めでの宴会開始がそれだけ遅れる!というユユシキ問題なのであった(^_^;)。
ともあれ、ナベちゃんと合流し、車止めに向かう。
今年の静岡は3月から雨が多い。4月に入ってもその勢いはおさまらず、今週は
金曜日までの5日間でマル3日間は雨。
通常春の雨は一雨ごとに温かくなっていくものであるが、どうも今年は違うらしく、
肌寒い日が続いている。その証拠に茶葉の生育も遅く、静岡らしさも影を潜めている。
写真:爽やかな深緑と青空(日曜日朝)
で、車止めに着いたはいいが、間もなく「オイオイ・・・」という程度の雨が降り出す。
気が滅入りながらもそれを酒と今後の渓行き計画で紛らわしつつ眠りについて、目が覚めると
結構な快晴!
これなら!!と思うが、いかにせよ昨日の大雨では釣りにならないし、奥まで行っても
1日ボーッとしているが飲んでいるかしかないので、本来のコースは諦める。
「それでもチョットは竿出しますか!」と無理矢理自分をやる気にさせて
下流部に入渓するも、「こういう時は何をやってもダメだよね」
の言葉通り、濁流に流れるのはエサだけでなく、釣欲も流され
無気力オヤジ状態と化し、ヨレヨレと
山道を登り返すが、気が張っていないので普段の倍は疲れる歩きとなった。
目標を失ったサラリーマンはどうもダメ人間になるしかないようなのである・・・
とは言うものの、「さっさと戻って、冷え冷えの生ビールと ざる蕎麦でグビッといきますか!」とこういう方面への切替と対応は素早い!(^o^) 時間は正午を僅かに回っていた。
あの男たちはオイラたちのテイタラク(ではなく天気でどうしようもない状態)を知っているだろうか?
本来であれば、オイラたちは奥地に釣り入り、あの男たちが夕餉までにテン場に到着し、
大宴会をする!という遠大な現地集合大宴会プランが企てられていたのだが・・・
予定が変わったことを連絡する。この地でも携帯が入るのは嬉しいやら悲しいやら・・・
掛けた電話に返ってきた応えは・・・
「何でオマエ、電話できんの?」
それもそのはず、本来であれば今頃は渓の奥地で夕餉のイワナを爆釣している時間帯なのである。
写真:渓情報の収集確認に熱心なあの男たちの一員
ともあれ、事情を話し、とにかく車止めで落ち合おうと言うことにする。
「イヤァ!お久しぶりで!!」
とナベちゃんとあの男たちは挨拶を交わす。
今朝の濁流をデジカメで見せ、どうにもこうにも釣りにならないことを
力尽くで納得させ、「それならばそれならばモハヤ宴会しか
ありませんな、そうですな!」とスバヤい切替と合意
を見せるのである。
そんな切迫感のある状況でもこの男は情報収集を欠かさない。
この研究熱心な姿勢に我々は謙虚に学ばなければならないと思うのであるが、いかがでしょうか?
林道の水場を見つけて腰を下ろす。時計を見るとPM3:30。
「イイ時間ですな!」と一同顔を見合わせ、
缶ビールのプルタブを抜く。
隊長が学名:ナンチャッテユリワサビを
スバヤク湯通しして鰹節醤油で振る舞ってくれたのだが、やっぱりコレは
ナンチャッテなので食べるのをやめる。
隊長曰く「こうやって覚えて行くんだよ!」
オイラも全く同感である。死ななきゃダイジなのである(^_^;)。
本来はテン場で大宴会のメニューだったすき焼き
が林道のド真ん中に居座り、箸が進む。
どうせこの雨の後じゃ車も来ないだろう!と2台の車も林道のド真ん中に居座り、
山乞食たちの宴は盛大にかつムフフ的に
最高潮を迎えていくのであった。
ビール(各自3本程度)、日本酒(3g)、焼酎(各自1本程度)・・・
欠席裁判的な話題も手伝い、酒は進む進むドコマデモ・・・
ちなみにオイラはPM8:00頃には既にオチていた。
あの男たちは飲み足りないらしく、オイラが落ちた後も、酒を探して林道を徘徊していたらしい・・・
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車止めに着き、ウワゴトのようにナマナマナマナマナマナマナマナマナマ と単語を連発するしかない単細胞のオイラたちは、途中立ち寄った サークルKのソフトアイスが思いの外美味しいことに驚きつつ、しかも2つも食べてしまう 人もいたりしながら、即座に車を走らせ街に向かう。
そしてスバヤク寿司屋を占拠しバカ騒ぎをしながらナマを重ねる・・・
シメは「特上5人前!」である。
山ですき焼き、街で寿司・・・何だか分からない釣行記である。
ヤマトに下のように独り言を呟かれても何も反論できないのである・・・
こうしてオイラたち街乞食は悦楽の内に
解散し、戻りたくない普段の生活に引き戻されていくのである・・・
〜お前らばっかり飲んでんじゃねぇよ!タラの芽はどうなったんだ!
という方々は“あの男たち”にタッチ!(^0^)〜