源流ドクター

【年月日】2003.3.23
【気 温】マイナス3℃(AM6:30)
【水 温】マイナス4.5℃(AM7:30)
【天 候】快晴

<写真:日常&非日常兼用サンダル>

 写真のサンダル、オイラと渓で遊んで頂いた方はご存じかと思いますが、 集合場所にこの足周り(って言うのか?)で現れて、車止めから、帰りの食堂・温泉までいつも 一緒に行動する(?)このサンダル。
今回は何と脇役で登場なのである。
スキーにもコレで行き、帰りに寄った蕎麦屋で他の客がトイレに行くときに間違えて 履かれてしまっても、「そ、それ、オイラのですけど・・・」とも言いにくかったり・・・
会社の後輩に「どこの便サン(=便所サンダルのこと)ですか?」と聞かれても、 「便サンじゃねぇぞ、コレは!」と勢いよく言いにくかったり・・・
オイラのヤツが古くなると、似たヤツがあるラーメン屋とかで履き替えて しまっているみたいな・・・(嘘爆)
という、このサンダルなのである。
 車で寝て朝起きたら、写真の通り右側しかないのである。
酔っぱらっていたので、車にはいるときに蹴っ飛ばしちゃったかなぁ・・・と思って、 周りの草むらを探したけど、一向に見つからない・・・
 実際脇役なので、どうでもイイのであるが、チョットねぇ・・・
今回の主役は!!

<写真:4月から学生に戻る御仁>

 この方!
何と、一度大学を卒業しながら、仕事の都合で再度大学を受験し、見事合格し、この春、 またキャンパスへと旅立つことが決まった御仁である。
もう一回受験勉強をするなど、とてもオイラにはマネできない・・・
今回は近々静岡を離れてしまう御仁と合格祝い%お別れ会 を兼ねて、受験勉強でなまったカラダを喜びで満たしに行きますか!という 渓行きとなったわけである。
 久しぶりの対面に、懐かしさもある。
「合格はホッとしましたけど、釣りに行けるのが嬉しくて」 という御仁の一言に何だか嬉しくなる。
少々の食材を揃えて、一路、車止めに向かう。
仕事を終え集合場所に直行したオイラはスーツ&ネクタイのスタイルで、まさしく 現場直行なのであった。
 車止めの山小屋では七輪を囲みながらの酒 が進む進む(^_^)。
20:30頃という早い時間に着いたこともあり、話しに花が咲き、そこにお酒がイイ心持ちで効いてくる。
小雨のせいか温かい。明日の天気予報は快晴!
23:00頃には早々に眠りにつく。
 夜中に小便で起きたのだが、その時には未だに脇役のサンダルは見当たらないのである・・・
夜中の4:00頃には空には星が出ていた。
贅沢な星空だった。

<写真:来た!と思ったら根がかりだった(-_-;)>

 朝には雨もあがり、快適な林道歩きである。
朝食の“シェルパスタwithツナクリーム”が体を温めてくれる。
昨夜残った焼酎:氷結果汁も朝の乾いた喉には大変ヨロシイ!
 以前にもこの渓に一緒に来たとき、山道の上り坂で自分の体力のなさに「ふがいねぇぇ!」 を連呼し自分にカツを入れていた御仁は、しきりに「この下りを帰りは登るんだよなぁ・・・」 と呟きつつも、久しぶりの渓に期待が膨らむらしい。
水流の音が近づくと、いよいよらしく、足の運びが早くなる。
勿論それはオイラとて同じ事である(当然爆)

 「この水の色がタマラナイですよねぇぇぇ」 と既に満面の笑み。
何だかこっちまで嬉しくなってしまう。
早速釣り始めるも、水温は低いこともあり食いは渋い。
冷たい水を腹まで浸かって渡河しながら、上流を目指す。
濡れた後の焚き火のアリガタミったらなかった・・・

【で、出たぁぁぁ!】
34pのアマゴ
御仁を焦りの局地に追い込んだ!
【こんな感じでイイですか?】
竿が折れちゃったんですけど・・・
でも、逃がしちゃいけねぇって思って。
【目印が走ったんです】
駆け上がりでスーッと目印が・・・
合わせたらボキッって・・・
「でもデカイから必死でしたよぉ」
【この顔っすよ!】
持って帰ってもイイッスか?
腹にはカエルが・・・どうりで腹ボテ!
来てよかったぁぁぁ・・・(^o^)
昼飯を食べるのも勿体なく、釣り上がるも、11:00を過ぎて、陽が高くなると、魚信は パタッと止み、人がいること自体不思議に思わせるほど、滔々と清冽な流れが過ぎていく。
オイラとはチビヤマトとチビアマゴが遊んでくれて満足だった。

彼は何を隠そう“ドクターのタマゴ”なのである。
とは言え、その道は今始まったのかもしれない。
と同時に、源流マンとしても新たにスタートしたのかも?
「静岡離れられないじゃないですかぁ」 という彼の一言が何だか嬉しかった。
だから“源流ドクター”なのである。
源流も、そこに棲む渓魚も、そこに足を運ぶ人間も癒やしてくれるドクターになってくれるかなぁ?
帰路の温泉もいつもと違うお湯のように感じたのだが、気のせいだろうか?

源流で怪我をしたら、来てもらおうっと!(爆)

・・・・・・PS・・・・・・
脇役の便サン君はクラッチの裏側の上にあるのが発見され、
彼もオイラもそう言う意味では“日常”に戻ったのでした(^_^)


ヤマトの独り言
オイラも釣り師にやられちゃったら源流ドクター呼ぼうっと!

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