竿持ってたら破門

【年月日】2003.2.8〜2.9
【気 温】マイナス5℃が最低かなぁ?
【天 候】快晴のち曇

<写真:悪魔の焚き火・・・>

 さて、今年も渓流釣が解禁されました。
岐阜:吉田川、富山:九頭竜川、長野:千曲川などなど、渓流釣り大好きな皆さんは 氷点下10℃を下回る超極寒の中でも、今年の1尾目 を楽しみに竿を出すのである・・・
釣り人の性としか言い様がない・・・

 で、オイラたちであるが・・・
静岡県の渓流釣り解禁は3/1なのであるが、渓泊まりを敢行している、これいかに?!

<写真:“よろこび組”と化しつつある・・・>

 呉々も断っておくが、解禁前に釣りをしちゃおう!という釣欲の権化に成り下がってしまったわけ ではなく、極めて紳士的に「渓泊まりの時使いたい “田舎鍋(南部鉄製)”を前もってテン場にデポしよう!解禁前の体慣らしにもイイしね! そうそう、この時期の渓泊まりがどの位寒いか実際に体感してみよう! 何事も経験だよ!!そうしよう!!!」という気のイイ渓フェチが かくも集まってしまったのである。
車止め着が23:45。寝酒に・・・と飲み始めた酒ではあったが、 気候が思ったよりも暖かいこと、廃材持参での焚き火が最高だったこと・・・で 寝酒どころではなくなってしまい、バカ飲み になってしまい、朝の起床が07:15。
よく言う寝坊である。
 酔っぱらっていたせいもあるが、結局100%野営であったが、 ぐっすり眠ることが出来た。これもダウンジャケットとエクスペディションアンダーウエアと 中綿フットウォーマーのお陰である。
これでは目的のテン場まで行く時間があるはずもなく、悪魔の焚き火を恨めしそうに見ながら、 「行けるところまで行きましょか!」と解禁前から挫折スタートとなる。
別にそれでもイイのである。
でも、焚き火を囲んでのお酒の美味しいことったらなかったなぁぁぁ(^_^)

<写真:エッッ!ホントに行くの?>

 勿論、程度の差こそあれ全員2日酔い。
写真の通り、その気持ちは態度に表れるモノである。

でも、行かなくちゃ!と言うわけで、昼飯とデポ用品をザックに詰め込み、思い足を運ぶ。
林道に雪はほとんどなく、快適な歩きとなる。
途中、沢が凍っていたり、風が吹いただけで落石があったりと、この地特有の土地柄が 今年もオイラたちを迎えてくれる。
 歩いている最中、完全防寒装備より相当軽めの装備(服装)であったが、それでも 1枚上着を脱ぎたくなるほど暖かく、嬉しい誤算となる。
対岸の山々も丸ごと雪化粧というわけではなく、所々に雪が残っている。
雨はある程度降っているらしく、この暖かさと相まって、ヤマト君が元気に成長している んじゃないか!ということが容易に想像されるのである。

・・・凍土のガレ場・・・
一度足が止まってしまうと、なかなか次が出ない。 ズリッときた瞬間、彼の黒目は2倍の大きさになった。 何とか無事通過!
・・・こんな岩トレも・・・
この渓では避けられない難関。
今回下りにて初めてフリー下降に成功。
以前出来なかったけど今回は出来た!(^_^)
・・・デポした田舎鍋・・・
テン場まで辿り着けず、やむなく林道にデポした鍋。もちろん中にはお酒も入っている。 この鍋で今年は何回渓宴会が出来るだろう?
ランチの風景
目的の鍋デポも終わり、帰路でのランチ。
ここで飲んだビールは最高にウマカッタ!
これだから止められないのである!
まさしく恵比寿様
目出度い事始めにはやっぱりYEBIS
清水の上に張られる氷にどっぷり浸かった
恵比寿様みたいで、イイ感じだ!

 行きの車で「まさか竿持ってきてないよねぇぇ。持ってきてたら破門だよねぇぇ・・・」と 別に会でもなんでもないし、規則があるわけじゃないんだけど、そんな話しをしていた。
テン場に着いて聞いてみると、 「持ってるよ!いつも載ってるからさ・・・」の返事を聞いたら間髪入れず 「破門だぁぁ!破門」 と酒を煽りながら大笑い(^o^)。冗談で彼は破門になり、次回釣行のボッカ役が決定したのでした。

 こうして無事、下山したオイラたちは、帰りに温泉に浸かり、オイラの地元で バカなが隊と合流し、 めくるめく藤枝の夜を過ごしたのである。
 今朝は焚き火で3:00まで飲んだくせに今日もネオンで2:00まで飲んでしまった “おバカさん”なのであった。
それにしてもバカなが隊とのお酒は本当に美味しい!


<写真:ヤマトを育てる2月の山>

“3Bさん”の記事はこちら!
“バカなが隊”の記事はこちら!

ヤマトの独り言
イイ心がけだけど、オイラと会えるかどうかは別問題だよ〜ん

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