急がなくちゃ!

【年月日】2002.9.21
【気 温】17℃前後
【天 候】ピーカン

<写真:秋晴れの高い天>

 さて、今シーズンも禁漁期が近づいてきた。
毎年この時期、9月下旬にはいるとどうも何となくオセンチなる。
それを吹っ飛ばすかのように、オイラにとっては今シーズン最後の渓行き今シーズン最初の渓行きとなるタイゾー氏と 爆走する。
タイゾー氏はこの9月に来てまだ渓流釣りをしていないことに焦りを覚え、携帯コールイッパツ、 今日の日帰り釣行となった。オイラに渓流釣りの素晴らしさを教えてくれた友だちである。
 車止めに着くと既に車が2台。中に人はいないので、前日以前よりアタックしている感がある。 泊まりで入っているパーティーがいれば今日の下流部はインパクトも少ないだろうし、 日帰りでもあるので、当初の予定通り下流部に入る。

<写真:謎のキノコ>

 この渓を歩くのは慣れたものだが、このコースはもの凄い久しぶりである。
いつもはキノコなど見たことがないのだが、これは見つけ方を知らなかったからだろう。 最近ではチョット分かるようになったので、自ずとキノコが目に入るようになる。
写真のキノコは名称不明だが、その他にも、イグチ系、シイタケ(?・・・杉の倒木に生えていた) かもしれないキノコ、紫色をした小さいキノコなど、結構収穫はあったのだが、 判別かつかず、家においといたらカビてしまったので、ここの渓のキノコの楽しみは 来シーズンに持ち越しとなってしまう(^^;)。

<写真:前半はルアーでアタックのタイゾー氏>

 河床に着くと同時にキンパクを採り始めるが、とにかく渋い
。 石をめくれどめくれどキンパクは出てこず、エサ採りで疲れてしまうほどである。 この渓では珍しいことなのだが、時期的なものだろうか?
 ならばと、タイゾー氏はルアーでオイラはテンカラで遊び始める。
 程なくタイゾー氏に7寸アマゴがヒット。この渓特有セッパリの綺麗なアマゴである。 場所によってはルアーを果敢に追うアマゴが見える。
 テンカラはドライ状態でバラした後、ニンフ状態で7寸アマゴがヒット。
前半戦はタイゾー氏のチョットサビの入りはじめた 9寸アマゴがNo.1であった。妖艶 という言葉がピッタリの魚体であった。

 後半戦はエサ釣りに転向するのだが、どうも出が渋い。
渓流釣りをしたモンネ!という充実感は、どうもいまだに エサ釣りが最も強いのであるが、ルアーやテンカラよりもエサ釣りの方が 出が渋いとなると、チョット寂しい気がするのである
 小さなアマゴとヤマトイワナ。また来年!とリリースして釣り上がる。

 途中、どうしても巻けないゴルジュが行く手を阻む。
右岸にロープが垂れていて、そこを起点にヘツれそうな気がするので、 先ずは空身でアタック。行けないことはないが、ザックが引っかかる可能性もあり、 また、ロープの短いため、ロープを握る手とホールドに掛かる足がギリギリなので、 このルートは諦める。
しばし沈黙。
 「泳ぐしかないっしょ」
 「行っちゃう?」
 「行きますか!」
 「泳いだ後があるから、どうせならフル●ンで行こう!」
 「了解ッ」
というわけで、フル●ン、スパッツ、 ウェーディングシューズ&ザックという異様な出で立ち 「ウッシャーッ」「ウォォォリャァァァ」と 気合いを入れながら、白泡に飛び込み岩に取り付く。
 取り付きの奥の日なたで着替えをする前に記念写真を1枚。
太陽と服のありがたさを改めて感じた一瞬でした。

いつ見ても綺麗なアマゴ 生かして自宅に持ち帰ったヤマトイワナ

 ひょんな浅瀬でオイラが泣き尺のヤマトイワナをヒット。
これを生きたまま持って帰って刺身にして食べよう! という壮大な遊び計画がその場で決定し、今年の渓もPM3:00をもって納竿終了。
 後は普段40分〜45分かかる登りを荷物も軽いので30分で走破し、林道も 早足で車に付き、2泊3日で上流部に入って今帰ってきた(テン場AM8:30発→車止めPM5:00着) というパーティとの会話もそこそこに車を走らせる。
とにかく急がなくちゃ!

 家に着き、隣の酒屋に生ビールを飲みに行くと、 ナント売り切れ!。このためだけに頑張ってきたのに・・・
ショックを隠しきれないオイラたちだが、すかさず自宅囲炉裏端エンドレス宴会に切り替える。
 ビール、ビール、ビール、浴びるように飲みながら、 涼しくなった外気に囲炉裏の炭火の暖かさが心地よい。
今日の疲れもあり、いつの間にか囲炉裏端で眠ってしまう。本当にグッスリ眠った。

 翌朝目が覚めると、昨日の帰路ススキの薮漕ぎでやられたらしく、 目ヤニと鼻水がヒドイ。 最初に目を開けるときにバリバリと音がするほどだった。去年はじめて ススキにやられたのだが、どうやら毎年のお付き合いになりそうだ(^^;)。

 こうしてオイラの渓2002シーズンは目ヤニと鼻水とともに幕を閉じたのでした。



〜やはり最後はコレでシメるのである〜

ヤマトの独り言
こっちも産卵だがオマエも息子、チャンとせぇよ!

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