2002鮎釣り解禁

 6月1日
 さて、いよいよ、待ちに待った今年の鮎釣り解禁日 がやってきた。
 余裕があるときは前夜からテントを持って出かけ、星空を見ながらイッパイ引っかけて、 朝靄の中、朝ビールを飲みつつ、仕掛けを準備するのであるが、今年は、そう言うわけにもいかず、 朝4:00過ぎに目を覚まし(寝坊気味である)、5:00には淵に到着という早業で 解禁を迎えた。
 毎年、藁科川の同じ淵で解禁を迎え、 毛針を垂れる。水が少なかろうが、先行者が居ようが、 昨年の大雨で流れ出した土砂で淵が埋まっていようが 絶対にこの場所で釣り糸を垂れるのである。
そうこうしているウチに、こちらもまた毎年解禁日に藁科川のこの淵に登場する Kさんが予想通り登場(その横はどこかの鮎フリークのおじさん)。

<写真:藁科川5時間の釣果 “最少7.5p〜最大17p”>

 今年はどの新聞、又聞きでも『天然遡上ものが多い』 ということであった。無論、解禁前には成魚放流もしているのだが、 天然遡上ものと聞くと、どうもときめいてしまうのである。 しかし天然物だけあって、型は小さいままである。
 鮎の凄いところは型の大小に関わらずドブ釣りだと 引きが強烈なところである。 7p〜8pの鮎でもビンビン竿が絞られる。
 朝ビールを飲みながら30尾弱の鮎があがった。
午前中に来客があるため、藁科川を後にする。

<写真:しばしの日除けである>

 さて、午後はと言えば、解禁第2部!大井川に向かう 。何となく解禁の雰囲気と河原の空気を楽しんでもらいたくて女房と子どもを連れていく。 息子の渓太(=3ヶ月)は初の鮎釣りデビューとなる。テントで女房とオヤジの鮎釣り見学である。
 こちらも昨年の大雨のせいか毎年行く淵が砂利で埋まっている。
しかしながらこちらも恒例によりこの場所で毎年竿を出す。
すでに2人の人が竿を並べていたが、そのチョット下流で遠慮なく竿を出す。
「魚信あるかい?」
「チョットだけですけどね」「そちらはどうですか?」
「釣れたけど、まぁ、小さいよ・・・今年のは」
「そうですかぁ、こっちも本当に小さいですよ・・・」
と初対面ではあるが、挨拶話を交わす。

<写真:大井川の釣果 12p〜13pが主体>

 午後2:30〜5:30過ぎまで、チョット強めの風に吹かれながら15尾程の 鮎を手にして、家路を急ぐ。
 鮎釣り解禁日=6月1日の晩は、鮎のフライを肴に イッパイやるのがオイラが小学生低学年の頃からオヤジと一緒に鮎釣りを始めた 我が家の年中高例行事なのである。

 こうして今年も無事に鮎解禁の儀式が滞りなく終了した。
ここ3年は午前中に藁科川、午後には大井川という 一日に二度解禁という状態が続き、それぞれの川の鮎を堪能させてもらっている。
釣れる度にスイカの香りがすると言われる 鮎=香魚を掴んだ手を鼻先に持ってきて、 その香りを楽しみながら、解禁の一日は終わったのでありました(^^;)


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