ミレニアム納竿釣行

 写真:ミレニアム遡行止め

年月日   2000年9月23日
気 温   未計測
水 温   未計測

 20世紀最後の釣行はボーズ に終わった。
 今シーズンも最後だなぁ・・・と考えていたのであるが、今シーズン最後ってことは 20世紀最後って事じゃないか!と気が付いたのは3日前。 通い慣れた“K”に行って今世紀の渓釣りを納めるべく出掛けたのであった。
 先週行った友人が「増水で釣りにならない」と言っていたので、 それから中2日、丁度いいと思っていた。
行ってみれば未だに増水状態である。
先々週東海地方を襲った観測史上最大級の雨量を記録した豪雨の凄さを改めて感じると共に、 500_の雨量を蓄えている山塊の懐の深さに驚愕した。

 先週行ったときに崩れていた林道はその崩落箇所が更に拡大していた。
渓に降り立ったとき、流れのスジが全く変わっていたことに驚いた。
それだけ大雨の量が凄まじかったことを意味している。
 水が達した水かさは恐らく 平水時より3bほど上だろうと思われる。 ここ数年この渓には通ったが、あの高さまで土砂が削られ、あの巨岩のあの位置に流木がつっかかり、 あそこにあったあの流木が流されている・・・と言う光景は今回が一番スゴイ!

 上記写真にある釜(ソフトボールのダイヤモンドより若干狭い程度だろうか) を含め泳ぐ釜が2つあるので、そこまで竿を出さず泳いでから爆釣 のつもりで1時間弱遡行をしたのだが、折からの増水で釜の渓水が もの凄い勢いで渦を巻いていたので泳ぐのを断念したのである。
遡行中、魚影が目の前を過ぎることは一度もなかった。 大雨で流されてしまったのだろうか?産卵シーズンを前にした あの豪雨は相当大きな影響を及ぼしたに違いない。
 来シーズンも心配である。

 これで今シーズン、そして20世紀の渓流シーズンが終わった。 数々の思い出が過ぎるが、オイラの心と体を存分に豊かにしてくれた。心の底から感謝である。
渓の音を聞くと体中の血の流れがきれいになっていく気がする。
アマゴのイワナの顔を見ると、全てを忘れてニヤけ、全身弛緩状態となる。

20世紀納竿釣行を終え、その渓行きを支えてくれた道具を 記念に綴っておくことにしたい。



【エサ竿&テンカラ竿】
エサ竿/Daiwa SZ琥珀抜(中硬硬)61mマルチ
 穂先と中継ぎが一度折れたが
 数々の大物と格闘してきた。
 21世紀も活躍してくれるだろう!

テンカラ竿/RYOBI テンカラ XS 33_36
 抜群の振り感覚。ラインとのバランスもGoo
 21世紀はコイツで尺を上げたい!

【ベスト】
オヤジの形見である。
そもそも鮎キチガイのオヤジが煩ってから拝借していた・・・『俺がずっと使うよ』と伝える 前に逝っちまった。何がどうあれ、このベストは渓に行くときはいつでも一緒である。
ブルガリアのエレナに貰った“Martenitza”も大切なお守りである。

【ウェーディングシューズ】
Angler's House製。
履き心地、価格で決め、ソールのフェルトは一度張り替えたが、表面布地の損傷がひどくなって きている。渓を歩く時間と林道を歩く時間が半々くらいだから痛むのも早い。 来シーズンは林道はトレッキングシューズにしようか・・・
もし買い換えるなら秀山荘だろうか?

【ウェーダー】
メーカーは忘れてしまったが、丈夫さと価格で選んだ鮎タイツ。 Ayu EXE SUPER OUTDOOR EQUIPMENT 林道、山道の摩擦が多いので厚手のものを選んだのが功を奏している。膝の動きが 制限されるのと夏場に暑いのだけは避けられないが、3月6℃の渓水でも十分暖かかった!

【SUBARU LEONE LG】
言わずと知れた私の脚である。この写真は林道で夕日に映える ベストショットである。林道のギャップも、ガレ場も走破し、時にはカーゴスペースで レオーネ的餃子生活の会場とまでなった。
2000.9.23現在48,943`
こいつと21世紀も走りたい!

【ザック】
Shivklingのザックでトップのストラップの 伸縮で30g〜40gまで調節可能。日帰りでも渓泊まりでもコイツと一緒である。 左右のサイドストラップとサイドポケットのスペースに竿ケースとブルーシートが入る。 外国にも幾たびかコイツと一緒にっているので、 世界の大陸を味方に付けた(?)ザックである。


魚の独り言

21世紀か・・・天変地異こそあれ、渓は永久だよ。また来年!

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