2000年初の渓泊まり
年月日   2000年8月14日〜15日
気 温   24℃内外
水 温   未計測

 時は2000年、ミレニアムのお盆である。
お盆はハイプレッシャーにより釣行御法度期間であることは承知している のであるが、そこはやはり、“泊まりでいける釣行”ができる時期でもある。
そこで、出かけてしまいました!

 写真:これが一夜の宿です

 出発したのは8月14日のお昼過ぎ。
途中でラーメンと食べて女房と出かける。女房は 初の渓泊まりである。ほとんど無理矢理連行したと言ってもいいだろう!
週間天気予報もGoo!いつもの通り、駅に車をおき、一泊の道具を詰めたザックを背負って 歩き始める。この時既に午後3:00。渓に着いてテン場を設け、夕間詰め食べ頃のアマゴを 2本〜3本とって、焚き火で宴会!というフルコースを夢見ていた。
現実はエライ事になった! 

 写真:なかなかつかなかった焚き火

 もともと先行者も結構入っていて、釣果は期待していなかったが、夕間詰めともなれば チョットくらいは・・・と淡い期待を抱いていた。
が、その期待は音を立てて崩れ落ちた! 普段はすぐにエサ箱一杯になるキンパクも羽化してしまったのか?全くと言っていいほど採れない。 やむなく、テン場を設け、晩飯の支度に取りかかる。渓は既に闇に近くなっている。
なんと、その晩は大雨増水という凄まじい一夜だった。
 晩飯が終わった頃にポツポツと雨降りだし、ブルーシートでねぐらを作る。 夕方8時くらいからだろうか?雨が降り始めた。そして9時位から雷が光り出した。勿論雷鳴も凄まじい。 ブルーシートにくるまりながら、滴ってくる雨と雷鳴を気にしながら、 『玄倉川じゃないけど、鉄砲水が来たらどうする?』なんて話しをしていた。 実際その気配があったら、ザックに荷物詰め込んで(そんな暇ないかもしれない)、山側に 逃げ込んで、ブルーシートにくるまって朝まで耐えないとならないなぁ?と思っていた。 オイラ一人ならいいけど、嫁さんもいるしなぁ?などと弱気になりつつ、雨が弱まったときに それぞれ浅い仮眠をとっていた。
 夜中2:00位だろうか?やっと雷鳴が止み、雨も止んだので、チョット眠る。 久しぶりに超ビビッタ夜だった帰宅後嫁さんに「よく泣かなかったなぁ」って言ったら 「泣いてる暇がなかった・・・とのこと。その通りだ!

 写真:チョット釣果

 翌日は5:00起床、6:00朝食。なんとか置き火の焚き火が着火し、暖をとることができた。 と、ここまではよかったのだが、何とこの後本格的な雨!
釣り上がるのは止め、釣り下がる。
 いよいよ雨が強くなってきた時、下流から3人の 釣り人。これから釣り上がるという。正直「大丈夫かなぁ」と心配になる。
写真は釣り下がりながら堰堤プールででた2本。 7寸強と7寸弱
本日これで納竿!

この時、雨は既に“本降り”

 写真:渓を出るときの1ショット

 ヒットした2本のアマゴはリリースし、 帰り支度である。というわけで、渓にいた時間はほんのチョットの15時間くらい。
うち、半分は雷と雨にうなされており、釣りをしていた時間はほんの2時間弱!
帰路は前が見えないほどの大雨で、あの3人が心配である。 帰りは温泉で疲れをとり、家に戻る。
週間天気予報では“晴れ”だったのに・・・ やはり山の天気は変わりやすい!

今回は惨憺たる泊まり釣行になったが、 次回、リベンジである。
しかし嫁さんも大したもんだ!
しかし、カワムシがいなかったなぁ?


魚の独り言

今日は帰って正解だよ。雨の時は無理しちゃイカン!

Fishing Indexへ inserted by FC2 system