第一回夫婦釣行
年月日   2000年5月27日
気 温   18℃(AM 9:30)それ以降気温は下がる
水 温   計り忘れ(多分9.0〜10.0℃)

 初の本格的夫婦釣行である。
結婚当初、いわゆる日本的幸せ夫婦は旦那が耳元で『愛しているよ』などとホザいているらしいが、 我が家は違う!毎日毎日、耳元は耳元でも、 『渓流イイぞぉぉぉぉ。今は新緑がキレイで、あぁ〜行きてぇぇ』 『アマゴ一度釣ったらやめられないなぁぁぁ・・・あの感触』と囁いてきた。
囁き(=教育)の甲斐あって、嫁さんも腰を上げた、というか「そんただこと言うだば、 ひとっつ、行ってみっぺかぁ」と多少方言を交えながら、意欲的な姿勢を見せた。 (ちなみに嫁さんは静岡県清水市出身である)

 女性とは言え、容赦はしない。初回から、

  • 真っ暗闇のトンネル徒歩
  • 1時間半の山歩き
  • 小雨も降り出す悪天候
  • ヘツリ&斜面直登
    とそれぞれ比較的ライトなものとは言え、凄まじい釣行となった。

     写真:匍匐前進する犬

     準備しているとき、隣家の犬がジャレてきた。
    何と彼は匍匐前進で前に進むことが出来るという 特技を持っていた。何とも器用に前足と後ろ足の内側&腹を地面にくっつけて進む姿は十分笑える。 この匍匐犬に見送られながら出発。

    途中“キジを撃ち”つつ、9:30頃に、河床に着く。
    本当にカワムシは豊富で、アッという間にキンパク丼の完成である。 豊かな渓に感謝である。

     写真:Lunch Time

     上流遡行をしようも、一発目のゴルジュがエグレており、オイラはイイが、 ヒップハイ長靴の嫁は肩車しても無理そうなので、断念して、下りながらの釣行に切り替える。
     昼飯は「ざるそば」と決めていたのであるが、何とツユがない。 したがって持ってきた「むすび」で済ます。
     1週間以上、満足な雨がなく、渇水の上、水垢も多いというBad Condition!
    でも、この渓は魚影が濃いことこの上ない!
    プールを覗くと、アマゴが10〜20尾、群がって泳いでいるではないか! 嫁さんも『オッ、おぉぉぉ、あぁぁ、いたぁぁ』などと適当な言葉が見つからず、 このザマである。

     写真:何故かこの渓にニッコウイワナ???

     さて、釣果であるが、この渓の特徴的なアマゴで良型は嫁さんにヒット! 何となく竿を持つ姿勢も板に付いたような気がする。 詳細は こちらをご覧頂きたい。
    オイラのあげるのは何故かニッコウイワナである。
     この渓はかつて艶美なアマゴのみが姿を表す 渓として知られていた。しかし、白い虫食いが頭部まであるニッコウイワナがいるのである。 これは間違った放流の賜物以外の何ものでもない!
    雑誌等でこうした生態系を無視した放流が行われていることは知っていたが、 まさか、この渓まで・・・・・・

     と言うわけで、???的な釣行であったが、嫁さんに 渓はイイと思って貰えたことは、 今後楽しい釣行になるであろう。それは単にオイラの趣味を強要しただけではなく、 夫婦間相互の喜びの共有???とも言うべき、 成果であった・・・・・・  実は翌日、嫁さんとウェーダーを見に、釣具屋を回ったのである。 『将来、泳いで釣るほどハマルか?』って聞いたら、マンザラでもなさそうな ウスラ笑いを浮かべつつ、頷いていたので、将来有望である!!!

    魚の独り言

    ニッコウイワナを釣ってくれてありがとう(居着きアマゴより)

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