銀世界とヤマトイワナ
年月日   2000年3月26日
気 温   −3℃〜−2℃
水 温   3℃(AM 6:00)

 写真:車止め

   前日は従妹の結婚式で少々酔いが残っている。とは言うものの、4日〜5日前の雨で 渓が潤っていることは間違いない。水量も復活していることだろう。期待してレオーネを走らす。 チョとした酔いもあって、途中で一眠りして、県道をひた走るが、 途中、道路が凍っていた。 さすがのレオーネもスピンして、左前輪のホイルがコンクリートと衝突。 (後で分かったことだが)ベアリングがイカれて、異音が絶えない。
 それでも頑張って林道に入る。すると何と先行者あり!
横浜ナンバーのPRADOであった。 オイラが林道に走ったとき、水しぶきがなかったし、しかもPRADOには雪が積もっていた。 とすると昨日から来ているのか?この寒いのに、泊まりで入渓しているのか?とすれば、 どの当たりに入渓しているのか??
少々気になりつつ、眠りについた。
 今回の釣行は大きな目的があった。
よく来る渓ではあるが、いつもと違う上流部に行ってみたかった。
林道を歩いていき、より北側の下降点を確認したかったのである。
朝4時に目が醒めたが、大雪であった。
本当に大雪で『帰っちゃおうかなぁ』と思わせるほどであった。

 写真:河床も一面銀世界

今回のルートは6時出発で、以下、次の通りとなる。
06:00 → 08:00 → 08:40 → 09:00 → 11:50 → 12:05
懸垂下降あり 雪山道を行く 氷点下エサ採り 天候怪しく納竿 渓を戻る
【復路】
12:05 → 12:55 → 14:25 → 15:00 → 18:00 → 19:00
直登あり    帰りは早いゾ  着替え中    SUBARUへ オイラの家へ
 
往復共に懸垂下降あり、ガレ場たくさん、トラバースありと結構キツイ。

 写真:ここで出ました!

 予想した通り、水量も見事に復活している!
いつもの入渓点よりも上流部でこの水量であるから、現時点では完全に復活していると言っていい。 しかもイイことに水は腰まで浸かることのない程良い水位である。遡行もラクチン!
とは言いつつも、水温3℃。食いは渋く、魚信はなかなかでない。 でもこのポイントでやっとわずかな魚信があった。

 写真:2000年ヤマトイワナ第1号

Beautiful!
やはり、ヤマトイワナはキレイである。顔にほんのチョット、サビが残ってはいるが、 イイ魚体をした文句なしのヤマトイワナである。
今回の釣行は下降点の確認と、このヤマトイワナ と巡り会うことが目的であった。
これで両方の目的を果たしたことになる。
渓は相変わらず寒いが、一人雄叫び状態である。

 写真:タモイワナ

 そう言えば、今回の釣行で初めての経験があった。
河床に着き、エサ採りをしようと思って、石をめくったその瞬間、ナント、 イワナがタモの中に!
多分、石の下でじっと寒さをこらえていたのであろう。
 タモに納まってしまったチビイワナは『何だ、ナンダ、どうしたんだ?』という感じで、 目をキョロキョロしながら、困っていた。
静かに流れに返してやると、元気に泳いでいった。

 写真:本日の釣果

 本日は合計3本のヤマトイワナをゲット!
最大サイズが9寸。後は8寸と、8寸弱。
釣り落としたものが1本。エサの前でUターンしたのが1本(これがデカかった・・・)
キンパクが豊富なことに感謝である。 水温3℃で生きている彼らはエライ!!! キンパクの豊富はこの渓の豊かさと懐の深さを物語っている。
好ポイントが立ち並び、夏場に期待が持てる。

 写真:そして胃袋へ

イワナは刺身と天麩羅で頂いた。
帰り道で、蕗の薹を採ってきて一緒に天麩羅で春の食卓を飾った。
懸垂下降をやった甲斐があったって言うものだ!

魚の独り言

雪じゃなかったら、ワシらももっと動いたんだけどなぁ・・・

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