【釣行日】 1999年7月17日(土)
【気 温】 20.0℃(AM6:30)
【水 温】 15.5℃(AM6:30)
さて、前回の釣行でエライ目にあった渓であります。
今回ダメなら、永久にダメかもしれん・・・等と悲壮感も漂わせつつ、
いつもの通りアパートを出る。いつもより遅めだったため、いつもの道をいつもより急ぐ。
渓の入口にたどり着き、先行者はいなく、安心して一人宴会・・・
今回の釣行は、
積年の鬱憤を晴らす〜リベンジ!
スキあらば、自作テンカラ毛針でアマゴを釣る!
と言う目的があったのである。
川床着後、キンパクを採るが、キンパク丼どころかキンパク小鉢も怪しいくらい少ない!
夏を迎え、皆さん羽化してしまい、空の遠く彼方に消えてしまったのか・・・などと思いつつ、
石めくりを繰り返す。
多少はキンパクが集まり、エサ箱が賑やかになる。
竿を出し始める。水はいつになくキレイである。前回、
行く手を阻んだゴルジュを胸まで使って渡河する。
とりあえず出ました!8寸
水量は若干多いけど、釣りには十分すぎるくらいの条件である。
ここで来ました! |
薄緑の魚体がキレイ! |
美しい・・・! |
エサでよく釣れるのは分かりました。途中、魚信の感触で「チビだな!」と思ったときは、
しばらくヒッポカシで、
キンパクだけとられたこともある。いよいよ、オイラの嗜好はエサはイイから
そろそろ自作テンカラという
欲求に変わっていく。
しばらく、エサ竿とテンカラ竿を両手に持ちながらアプローチを続ける。
エサでは出るが、テンカラでは反応がない。
にわかに「ムムム!何とかテンカラで出したい!!!」的感情が昂揚する。
テンカラのキャストを幾たびか繰り返す。
ついに来た!
待望の1尾である。実は針掛かりする前に、針を追うアマゴに見とれて合わすのを忘れ、
OH MY GOD!状態だったが、
オイラの針を追うんだ!という喜びで、同じポイントに再度毛針を打つ。
テンカラ釣果
この毛針です! |
ここです。ココ! |
竿と共に! |
テンカラの釣果もあり、今日の目標の5尾をキープ。
「後は荷物を置いて、テンカラを振って帰ろう」と思ってちょっと上流へ。
ッフィッッッッッ この音がこだまする。
テンカララインが水を切る音と、
竿がしなる音である。
表現が難しいが、なとも言えないイイ音である。そして最後に出たのが、
今回の釣行最大の9寸5分のアマゴ。
リベンジ達成の瞬間
イイねぇぇぇ! |
9寸5分ですゾ! |
ご満悦にて帰路へ
そう言うわけで、今までの「苦手意識」は自ら払拭し、
ここには水量観測所の小屋がある。帰路、自分の握り飯を食いつつ、
そこでお茶と饅頭をご馳走になった。
そこには3人の人がいた。林道整備をしつつ、水位と安全を見守っている方々である。話すこと1時間。
基調な情報であるので紹介しておこう!
※知っているだけで通算7人が死んだ(滑落等)
※ゴルジュを高巻きして、今年既に2人死んだ(滑落)
※もと救急車の運転手をしていたその人は通算70人を運び、その内3人は釣り人である
※渓流でケガをしても、ヘリコプターが来られる所と来られないところがある
※ケガor遭難してヘリコプターを呼ぶと7〜800万円かかる!!!
当然本人に請求が来る
〜おちおち遭難もできない〜
魚の独り言
お主、結構ウマク作ったな、その毛針・・・